藤の花は見た目がキレイなだけでなく香りも良いですし、花房が風に揺れる動きが優雅で見るのが好きなんです。
ですが、ツルが伸びすぎるってことと花が咲きにくいのでちょっと家で育ててみようかなと思う方が少なくなっているようで…。
その中で今回は、藤の花が咲かない理由と解決方法をメモしておこうと思います。
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藤の花が咲かない理由は?

理由はいくつかあるのですが、そのうち3つあげるなら木が若いためか、移植後まもないため。
たしかに成長途中であったり、花が咲くまでのエネルギーが足りていないと難しいです。
それから、剪定の段階で間違えているために花が咲かないことも。
伸びきったツルをキレイさっぱり整えようとして失敗し、花芽がうまく育たなくなってしまうのだとか。
藤の花が咲くために行うべきポイント
6~8月に腰水をおこなう。
腰水といえば、鉢をたらいなどに入れて3分の1程度水につけておくこと。丈夫すぎる藤に腰水をおこなうことでわざと弱らせ、花芽が育ちやすくなるように促します。
ふつう、他の植物も同じように腰水をおこなうと根腐れをおこし枯れてしまうパターンが多いのですが。
藤の場合、2m伸びるはずだったツルが腰水をすることで弱り1mくらいになるので、わざわざ剪定しなくても済むというわけです。
剪定するとしてもやり過ぎには注意が必要で、根は、なるべく切らず長く残すことがポイント。
特に古い木は、根を切ると数年は花が咲かなくなり根が腐ってしまうこともあるので。
ちなみに藤を園芸店に行って買うとき、苗を選ぶときにはわらなどで根巻きしてあるものは選ばない方が良いかも。
根巻きは、根を切ってあるから花が咲きにくいからです。
12~3月に石灰硫黄合剤のまく。
害虫がつかないように予防をしておくこと。
まき方を説明すると、10~30倍に薄めた硫黄合剤を株元から枝先までまんべんなく液が垂れるほど十分にまき、黄色っぽい液が白く乾けばオッケーです。
ここで注意点をあげるなら防護メガネやマスク、ゴム手袋を使い、目に入ったり吸い込んだりしないようにすること。
また、風の弱い日を選び体に浴びないように気を付けること。石灰硫黄合剤は、非常に強いアルカリ性の薬剤なので危ないです。
まき終わったら体や服、噴霧器など使用用具をよく洗うようにしましょ。
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